栗崎由子のプロフィール

あなたの経験と知識を英語でも生かしましょう!

海外での豊富なビジネス経験者だからこそ、
お伝えできるヒミツがあります。

Logo-Europe---Japan-Dynamics_Final-email-300px
yk-at-ccig-2014-11-06

栗崎由子とは何をする人?

オンラインセミナー地球市民塾を主宰。また、本当に使えるビジネス英語の活用コンサルタントとして、外国人と仕事をする際「これでいいのかな?」と英語に不安を持つ方のために、ビジネス英語を指導しています。30年ぶりの日本での楽しみは大吟醸をたしなむこと。

栗崎由子のプロフィール

ヨーロッパ・ジャパン・ダイナミクス(EJD)代表

オンラインセミナー地球市民塾主宰

本当に使えるビジネス英語の活用コンサルタント

約30年間に亘るヨーロッパ生活を経て2018年に本帰国し、外国人との国際ビジネスに必要な「ビジネス英語」を指導している。

学問としての「英語学習」や、TOEICの「テスト対策」ではなく、あくまでもビジネス英語にこだわる理由は、ひとことで言えば30年におよぶ海外での「英語を使った国際ビジネス経験」によるもの。

パリ(フランス)の経済協力開発機構(OECD)や、航空会社間の世界規模データ通信会社(SITA)での勤務経験など、特に、230以上の国や地域の人々の中で国際ビジネスをしてきた経験と実績は、自分ではそうとは感じないものの、圧倒的な優位性があると、周囲からの評価は高い。

だからこそ、心底理解できるのが、次の2点。

1)外国人に対し、日本人がビジネスの場において英語を話す、書く際に無意識にする誤解や意識のズレ
2)多種多様な文化を理解しないままのコミュニケーションのつまずき

自らが国際ビジネスの場において経験済みの多種多様な失敗から見出した、現場主義のビジネス英語指導は、クライアントからの信頼につながっていると考える。

今後は、企業がかかえる国際ビジネスでの問題を解消するためのコンサルティングにもチカラを注ぎながら、多文化共生社会にふさわしいマインドセットを持つ人材を育成していく予定。

日本人と外国人の間にあるように見える厚い仕切は「なんだ、こんなにカンタンにとりはずすことができるのか!」と、実感してもらうことや、グローバル人材が一人でも多く増えていく社会への貢献を目指している。

2017年からオンラインセミナー地球市民塾を毎月開催、日本の外を舞台に生きてきた多彩なゲストと、新しいことを学びたい人々との対話の場を提供している。お互いにリアルではまず会えなかった人々どうしの出会いを 1+1= 3, 4, 5, , , ,となる気づきと学び、ネットワーキングの場に変えるのが喜び。

2018年より日本在住。

写真2 著者近影、国際会議場にて
国際電気通信連合の会議に出席、ジュネーブ国際会議場にて

<ビジネスでの使用言語>
日本語(母語)、英語(30年間の国際ビジネス経験)、フランス語(フランス語圏大学入学資格取得)

<職歴>
1978年、NTT(当時、日本電信電話公社)入社。本社営業局市場開発室(当時)にてISDN等、先端技術の商品化調査、国際VPNの市場調査等を担当。

1989年、NTTを休職し、公募により、パリの経済協力開発機構(OECD)に就職。情報通信政策を担当。

1994年、航空会社間の世界規模データ通信会社(SITA)に転職。通信市場自由化の嵐の中で、ヨーロッパ、アジア太平洋地域諸国の電気通信政策刷新に、産業界エキスパートとして国際交渉に参加。その後、経営企画本部市場戦略担当として、情報通信産業ウォッチ、新技術の航空・旅行産業に与える影響の分析、競争市場分析などを担当。

2018年、30年ぶりに日本へ本帰国。ヨーロッパ・ジャパン・ダイナミクス(EJD)を創業、現在に至る。

2019年より2023年まで、イノテック株式会社(東証一部上場)の社外監査役を務める。
現在は、ビジネス英語を切り口に、「ラップトップ一つ抱えてヒョイと国際商談に飛び立つ社長」育成を目指し、異文化理解研修、ビジネス交流会等を開催。2023年から毎年、東南アジアにビジネスツアーを出し、中小企業の海外市場展開を支援している。

<得意分野>
国際ビジネス交渉ー文化の違う相手を、その人の視点で理解し、交渉を進める
多文化間ビジネスコミュニケーション
異文化コミュニケーションを体感し理解を深めるワークショップ
人の心を聴き取り言語化するインタビューと執筆

<国際ビジネスに携わる個人のためにお役に立てること>
現場で使えるビジネス英語のコーチング
国際ビジネス交渉のアドバイス
現場で必須の国際コミュニケーションスキルの向上研修とコンサルティング

<国際ビジネスに携わる企業のためにお役に立てること>
多文化共生マインド向上研修
国際ビジネス交渉のコンサルティング
現場で必須の国際コミュニケーションスキルの向上研修とコンサルティング

<国際交渉に参加した主な国際機関, 産業団体>
経済協力開発機構(OECD)、国際電気通信連合(International Telecommunications Union, ITU)、Asia-Pacific Economic Cooperation (APEC), European Telecommunications Platform (ETP), European Commission (EC)

<社会貢献活動 >
2017年からオンラインセミナー地球市民塾を主宰、毎月セミナーを開催。

2011年より2017年まで、ジュネーブで仕事を探す50代以上の女性の支援のために”アトリエ50+”を主宰。アトリエ50+は、女性を支援するジュネーブの数々のNGOに支持された。

日本とヨーロッパの多数のNGO(非政府団体)活動に参加。現在、BHNテレコム 支援協議会 元ヨーロッパ代表, 国際人材創出支援センター(ICB) 会員、 GEWEL (ダイバーシティとインクルージョン、D&I、を推進するNPO法人)賛助会員。ジュネーブではBusiness and Professional Women International Geneva (BPW、国際NGO) にて5年間役員を務めた。

IMG_0216

ごあいさつ

M-20140506140601-IMG_3665-2

「自分は国際人」と思っていた私の、目からウロコが落ちたとき

「なぜもっと早く昇進したいと言いに来なかったの?会社は今年は減収なので、全社的に昇進を止めているの。」

上司からそう言われた時、それは、自分がこの期に及んでもどれだけお人好しの日本人なのか、後悔と痛みを伴って分かった瞬間でした。私がヨーロッパで仕事を始めてから20年以上が経っていました。

私は生まれも育ちも日本です。日本ではNTTに約10年間勤務しました。入社した当時は、NTTとして大卒女子を戦力として採用する方針が施行されてからまだ3年目、他の会社では長く働き続けたい大卒女子が就職する道は、大半が閉ざされていました。そんな時代でしたから、東京の本社でも地方の電話局でもパンダ以上に珍しがられました。新入社員として、NTTではみっちり、日本のサラリーマンとしての修行を積みました。

その後、1989年に経済協力開発機構(OECD、パリ)にポストを得て東京からパリに移りました。当時OECDの日本人職員の大半は官庁からの出向でしたが、私は公募でポストを得た数少ない日本人の一人でした。

以来四半世紀以上の間、いろいろな山坂を超えながら、私は欧州大陸で仕事をしてきました。OECDの後、SITA(ジュネーブ)という世界230余カ国で営業する多国籍企業に転職し、国際関係担当マネジャーとして世界各地で頻繁に開かれる通信市場自由化交渉に出席した時期もあれば、終身雇用の無い外国のこと、失業して不安な日々を過ごしたこともありました。

振りかえると私は、仕事でも私生活でも、一個人として欧州とヨツに組んできたのでした。企業の駐在員や、出向という、日本の組織の一員としてでなく。それを20年以上続けて来ました。その私にしてからが、国際社会では今だに「お人好しで、おとなしい日本人」だったのです!

冒頭の経験は、SITAに勤務して10年以上経った時のことでした。

私もお人好しの日本人でした。 

私は本当にお人好しでした。もともと日本を出たのは自分の意志です。それ以来、国際機関や多国籍企業で200を優に越える国籍の人々と仕事をしてきたというのに、私は芯から日本人だったのです。「良い仕事をしていれば、きっと誰かが見ていてくれる、そういう私に報いてくれる」、私は無意識のうちにそう思っていたに違いありません。それは日本人なら大半の人が思うことでもあるでしょう。

頭では分かっていました。国際機関でも、その後に移った多国籍企業でも、定期的な人事異動や昇進、定期昇給などはありませんでした。昇進も昇給も、自分から仕掛けていかなければなりません。「自分はABCの仕事を手がけ、XYZという成果を出した。だから、昇進させて欲しい、昇給すべきだ。」そのように言って、上司と話し合わなければならないのです。そういう議論をすることは、上司との交渉でもなければ、ましてや攻撃ではありません。当たり前の話し合いなのです。私にはそれができませんでした。昇進していく同僚たちを身近に見ていたのに、自分の昇進を自分から上司に話しに行こうという発想さえ、私にはありませんでした。良い仕事をしていれば、きっと昇進が向こうからやってくると思っていたのです。

IMG_1958

自分の思い込みに気づくというチャレンジ

日本の常識は、外国での常識ではない。頭では誰もがそう分かっています。ところが、現実にはいつのまにか、誰もが自分に染みついた価値観の通り行動してしまっています。ここに異文化社会で生きる際の落とし穴があります。

日本人だけではありません。人は誰もが何らかの文化的背景、価値観を持って生きています。そのため、文化の違う社会で生きる人間はどうしても、多かれ少なかれ同様の落とし穴を経験するものです。

ただ、日本人だからこそ充分に注意し、少なくとも自分にはそういう落とし穴があるとあらかじめ覚悟しておくことは役に立ちます。日本人のモノの考え方は、世界の中でも相当にユニークだからです。そう思っておけば、外国で、または外国人と仕事をする中で「何かおかしいな?」ということに出会ったとき、なぜ自分はそう感じるのか、一歩下がって考える余裕が生まれます。それは自分が無意識のうちに思い込んでいる常識に照らして「ヘンだな」と思わせるのか、それとも別の原因があるのか、考えるきっかけになります。その点を意識するとしないとでは、異文化社会に適応する上で、大きな違いが出てきます。

そして、そういった自分の無意識への気づきこそダイバーシティ豊かな社会にあって、色々な考え方、色々な見方をもつ人々と知恵を出し合い、よりよい答えを見つけて生きていくための第一歩なのです。

それはまた、日本、外国を問わず、女性、男性、年齢などの違う多様な人々と一緒に働きながら、そこでの気づき、そこで生まれる知恵の数々を資源にしてよりよい社会を作っていく第一歩でもあります。

「グローバル力」 5つのポイント

文化を異にする人々と仕事をするのは、外国に行って仕事する場合だけではありません。国内で仕事をしていても、上司や部下、同僚に外国人、つまり自分と文化を異にする人々が登場するようになりました。国内ビジネスだけの会社だと思って入社したが、時代が変わり、外国の会社を買収した結果、外国人社員が増加、今では社内会議を英語で行うようになってしまった、という例もあちこちにあります。日本国内にも、国際社会が育ちつつあるのです。

そういう時代に生きる皆様には、外国で仕事をする、しないに拘わらず、「グローバル力」を身につける必要があります。「グローバル力」の元は「壁の無い心」にあると私は思います。心の壁がないと言うことは、国籍、文化、性別などの違いで人を見ず、むしろ違いをアイデアの泉や学びの機会に変えて、どこでも、誰とでも仕事を進めていけるということです。

「グローバル力」には大きく言って5つの要素があります:

1.自分の意見を持つ力

他の人に言われたことや暗黙のルールを鵜呑みにせず、自分はどう考えるのか、一度自分の中に引き取って考え直す力。

2.自分の考えを主張し、相手を説得する力

これが肩肘張らずにサラリとできるようになったら、しめたもの。

3.相手に、率直に質問する力。

日本の外には、あうんの呼吸で通じるものは何もありません。だからこそ、わからないことを質問する権利が、あなたにはあるのです。質問は他者への攻撃ではなく、「あなたの話に関心を持っている」というサイン、相手に対する一種の敬意でもあります。

4.違う意見を持つ人と、建設的な対話をする力

異なる意見を持つ相手の意見と人格とを混同しないこと、そして、意見は意見として聴くこと。そこに自分の価値判断を交えないこと。その上で、自分の意見を練り直し、共に取り組む課題のより良い解法を提案する力。

5.人を個人として見る力

国際社会では、あなたの想像を絶するような意見の持ち主、考えつきもしないような文化的背景の持ち主に、大勢出会います。そういう人々と建設的に仕事を進めるためには、相手を個人として捉えるよう心がけることが大事です。相手に国籍、性別、宗教などのレッテルを貼ると、相手の意見を汲み取り損ねて、それとは気づかないうちに大切なものを見落としてしまいます。

ここに挙げた「グローバル力」は、練習によって身につけることができます。日本国内でも練習できます。グローバル力は、外国語を話す力ではなく、人との関係を作るためのマインドセット(気持ちの向き方)だからです。

「グローバル力」を身につけるための第一の秘訣は、他流試合を繰り返すこと。

例えば、自主的に社外の人々との勉強会に行くのは、その第一歩です。

その際、どんな集まりでも、最低3人の知らない人と話をすることをマイルールにすることをお勧めします。例え同じ日本人同士でも、大きな発見があることでしょう。

これが、異文化交流の始まりです!

小さな成功を積み重ねて行きましょう。それはきっと、国際ビジネスに生きます。

新しいことを実行に移すとき、失敗はつきものです。何かにチャレンジした結果の失敗を喜びましょう。失敗は学びの教材だからです。そういう楽観性もまた、国際社会を生きる力です。

「グローバル力」を育てるのは、未体験ゾーンに飛び込む勇気と、それを楽しむ好奇心です。私はそのようなマインドセットをもつ日本人が一人でも多く増えることを願ってます。

私はグローバル力もつ人を本気で育てます

私は欧州での数々の痛い経験を、日本の皆様のお役に立てます。長い欧州生活を通じて培い、失敗を通じて学んできた経験を学びの材料にして皆様にご提供しようと、ヨーロッパージャパン ダイナミクスを設立致しました。

グローバル力を身につけるということは、外国人と対決することではありません。考え方、文化の違う人々と共に仕事を進め、共に生き、その過程を通じて、1+1が2以上になる価値を生み出すことです。

そのためにはまず、あなたの外国とのコミュニケーションのズレを診断します。そのズレがわかったらお互いにわかり合えるコミュニケーションの方法を探しあてます。そこまで行ったらしめたモノ!そのズレは両者の共有する価値を生み出します!

その経験はとても楽しいことです。自分が今まで考えてもいなかった世界が目の前に拡がります。そして、限りなく、クリエイティブです。

グローバル力は、一度のセミナーで身につけることは、残念ながらできません。何度も、色々な場面で経験を積むことが必要です。

ご安心ください。私があなたとご一緒に歩きます。私の失敗を繰り返さないでください。他人の痛い経験から学んでください。20年以上の間、日本という看板を掲げずに欧州で仕事をしてきた私の経験をあなたの栄養にして、グローバル力を身につけてください。

gewel-ws-photo-2016-12-2