30年ぶりに戻ったら (39) — ネットショップ全盛のこの国で?!

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【ネットショップ繁栄に見えたが】

日本に来てビックリ!人々はお店で物を買わなくなっている。

そしてお店は、モノを買う場所から商品を手にとって確かめる場所になりつつある。買い手は、買いたいものが見つかると家に帰ってパソコンからネットショップを比較し、一番値段の安い店を見つけて注文!

日本に来てから私も大は家具や電気釜、プリンターから小はボールペンの替え芯一本まで、オンラインで注文して買った。

日本てすごい!ヨーロッパにそんな便利なモノは無かった。

ところがその日本で東海道新幹線の切符をオンラインで買えないのは何故だろう?

外国から観光客が増えているという。街を歩いていても確かにそうだ。その人々が東京から京都に行く”のぞみ号”の切符を外国からあらかじめ買っておけない。

ヨーロッパでは、航空券はもちろん列車の切符もオンラインで買えた。

スイスの場合、私は国内の列車の切符はスマホのアプリでいとも易々買っていた。SBB(スイス国鉄)アプリで買うと、時間帯によっては割引切符を買うことができたので大いに活用した。

反面、一個人が家具からボールペンの替え芯までオンラインで買うという訳には行かなかった。私の住んだ国を見る限り、そういう仕組みが無かった。

だから、東海道新幹線の切符をオンラインで買えない日本は不思議だ。JRのナントカカードを作って買う方法はある。しかし、そこまでしなければ買えないこと自体が不思議なのだ。

第一、そのカードを作れない人は大勢いる。外国から日本を訪問する人々だ。そういう人々はオンラインで買うことは出来ない。その人々こそ、新幹線の切符を予約する必要が大きいのに。

そして外国の人に便利なモノは国内の人にも便利なはずだ。

これを東海道新幹線の鎖国と名付けるのは言い過ぎだろうか?

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

(これは東海道新幹線だけの問題ではないかも知れないが、私は他の新幹線の事情を知らないので、話を東海道新幹線に限った。)

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学びのポイント:日本にはアタリマエと思われているところに鎖国精神が顔を出すことが多い。あなたも外国人訪問者になったつもりで探してみよう。そこに新ビジネスの種があるかも知れない。

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