第7回 2018年1月18日

中国の環境問題から人の心の真髄へ

新年最初の地球市民塾では知っているようで良く知らない隣国中国を取り上げました。その中国とガップリ取り組んだ深尾葉子さん(大阪大学准教授)のご経験と、そこから幅広く問題関心を拡げてこられた道筋を伺いました。

深尾さんは中国黄土高原でのフィールドワーク、環境問題のグローバル・マネジメントから魂の脱植民地化研究まで、幅広い分野の研究をされています(写真)。

え?その分野はバラバラに見えるけど、一体どう繋がるの?と思われるかも知れません。それが見事に繋がっているのです、深尾さんには。
「魂の脱植民地化」だなんて、文字を見ただけでもドキッとしてしまうではありませんか!

中国って一体どんな国?
そこで起きる環境問題とは?
私たちはどんな視点を見落としているのか?
異なる他者から視点を学ぶと、世界はこんなに面白くなる!

深尾さんからのメッセージ:私は環境問題のグローバル・マネジメント、中国社会論、などを研究しています。魂の脱植民地化論の提唱者でもあります。

私たちが「当たり前」に思っていることは、実は違う社会では当たり前ではありません。
「当たり前」だと思っていることの向こう側にある、もの、こと、つながり、に気づき、
「当たり前」の外側を知ること。それが私たちがこの地球上で生きていく上で最も重要なことだと思います。

近代科学は、時間や空間を区切って世界を認識し、その操作の精度を高めることにまい進してきたといえます。

けれどもそれは同時に、生命や、生態系や、生きるシステムそのものを切り刻む狂気となって我々と我々の生きる地球をむしばんでいます。その苦しみから逃れ、命のつながりを感じ取り、生きる地球を創造するために、私たちは自らの身体と精神を解き放つ必要があります。

「区切られた思考」「区切られた精神」「区切られた時間」に生きることに狂奔するのではなく、「開かれた思考」「開かれた大地」「開かれた海」「開かれた命」の生きる場への転換。
日本と中国の奥地を往復し、養われた目で、自分自身を問い直し、他者を見つめなおし、生き方を解き放ちたい。

深尾さん中国研究
深尾さん中国研究

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