第60回
地球市民塾 60回記念特別企画
パネルディスカッション — 女性は地球を救う
今回は60回目を記念して、今まで地球市民塾においで下さった方々をお招きし、パネルディスカッションを開催しました。
テーマは、「女性は地球を救う」
キーワード:女性、多様な発想、地球の危機
いまほど、世の中の大小の意志決定の仕組みに多様性(ダイバーシティ)が求められる時代は無いと思います。
女性は世の中で物事を決める場所にはなかなか出て来にくいのですが、独自のアイデアで、志で、素晴らしい活動を続けておられる方が大勢おられます。
「今までどおりでいいのだろうか?」
地球温暖化、海洋汚染、貧困、など、数多くの課題を抱えるわたしたち。それらは、今までこれが良しとされてきたものの考え方、経営、教育など多くのものごとに、このまま進んで良いのか?という疑問を投げかけます。
その問いの答えを持っているのは女性です。今まであったものとは違う発想を持った人々として、女性の発想や価値観や考え方が、今は非常に必要な時代です。
今回は、いつも地球市民塾を応援して下さる4人のパネリストをお招きし、女性と地球と未来を語って頂きました:
荒金雅子さん
(株)クオリア代表/プロフェッショナルファシリテーター(CPF)、アンコンシャス・バイアストレーニングや女性のリーダーシップ開発などの第一人者として高い評価を得ている。
川根友さん
グジャラート州でインド進出コンサルタントとして、日系企業進出支援、日印文化交流推進、多分野にわたる学際的なインド研究調査活動を継続。その地に足の付いた活動に基づいた考察には定評がある。慶應義塾大学研究員、日印研究・ラボ主任研究員 。
田中伸男さん
エネルギーの視点から世界を地政学的に見る論評は、日本離れしたスケールの大きな視野を感じさせると、ファンが多い。経済開発協⼒機構( OECD)の科学技術産業局⻑、国際エネルギー機関( IEA )事務局⻑など、国際機関の要職を歴任。日本社会の発想の多様性を促すために、あらゆる意志決定機関への女性の参加を後押ししている。
渡邉野子さん
画家・美術家、美術教員、Apple Distinguished Educator。 活動のテーマは「アート&テクノロジーですべての人にクリエイティビティを」。文化庁在外研修員としてドイツに滞在した経験を生かしながらアーティストとして制作・発表活動を続ける。同時に教員として大学や高校等での勤務を経て、昨年度より母校の京都市立銅駝美術工芸高等学校で副校長を務める。