30年ぶりに戻ったら (69) — 日本は寒くない?
おどおどせずに外国人と仕事をするためのビジネス英語トレーニングなら
経験豊かなヨーロッパ・ジャパン ダイナミクスへ!
私たちのサービスは、こちらをご覧ください。
*******************
【耐えられるから耐えてる?ーー日本の冬の寒さについて】
友人のちえみさんは宮城県石巻市のご出身だ。冬の寒さは厳しいが、家にセントラルヒーティングを取り付ける習慣は無いという。厳冬期は、「家の中が外と同じぐらい寒いですよ」とおっしゃる。
ひゃーーー!!😲
私はパリとジュネーブに住んだ30年間に6件のアパートに住んだが、どれもセントラルヒーティングだった。町中どの家もセントラルヒーティングがアタリマエだった。それでも家の中が寒いことはあったが、家の中が外と同じらい寒いというのは論外だ。
私は外出するとき、ジュネーブで冬に外出するときのコートを着て、帽子を被り、手袋をする。そして、外に出てから「しまった!」と思う。
暑いのだ。😲
ジュネーブの冬のスタンダードは関東地方では”やり過ぎ”なのだ。
反対に、日本の家の中でジュネーブの冬の屋内スタンダードの服装はできない。
家の中が寒いのだ。
こんなだから、日本にると半袖のセーターを着る機会が無い。
寒いと言ったけれど、屋内の寒さは我慢ができる。寒い日でもストーブをつければ凌げる。
反対にジュネーブの冬の屋外の寒さはそうはいかない。薄着をして我慢すると、病気になるか情況によっては凍死の危険を招く。
これは大袈裟ではない。ジュネーブでのこと。私はある寒波の冬にトラムを待って川にかかる橋の上の停留所(!)で体感温度マイナス20度の風邪にビュウビュウ吹かれた。当時はスキー用のアノラックを着て通勤していたが、その時は胃の底まで冷えた。翌日は病気になった。
冬は寒いと日本でも言う。確かに寒いけれど、それは我慢できる程度の寒さなんだと思う。我慢できなければ、人は何か対策を講じるだろう。
でもね、石巻なら家はセントラルヒーティングにした方がいいんじゃないかなあ。
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
学びのポイント:極端に寒い地方、例えばシベリアの家の造りを調べてみよう。事実を知ることはあなたの思い込みを外す力になる。
*************************
無料メールマガジン(メルマガ)を発行しています。ここではブログに書かないことをお届けします。日本人の気付きにくい文化ギャップをめぐる苦労話など、私の30年に及ぶヨーロッパ実体験からくる話ばかり。時には辛口のお話しもあります。他では聴けませんよ。無料メールマガジンの登録はこちらからどうぞ。
*************************
- おなじテーマの人気記事はこちらです→
- 欧州生活30年の経験をもとに、講演、セミナー、執筆、取材を致します。テーマは国際ビジネスにひそむ見えない文化ギャップ、ダイバーシティとイノベーション、など。
- 国内でもグローバル化の進む日本。グローバル人材育成プログラムの詳細はこちらをごらんください。
- 外国の取引先と交渉がうまく進まない、私たちがご支援します。