30年ぶりに戻ったら (82) –一人用のテーブル並のぶコーヒーショップ
【東京の人は孤独がお好き?】
いつの頃からだろう、一時帰国して東京都心に行くと、コーヒーショップに行くと、一人がけ用の席がずらっと並んでいるのを見かけるようになったのは?
テーブルに椅子が一つ。または、カウンターのように長いテーブルがあって、椅子が皆同じ方向を向いて並んでいる。
椅子がズラリと同じ方向を向いて並べられている風景なら、東京だけでは無い。パリのカフェのテラス席にもあった。けれども、パリの場合は一つの小さなテーブルに、椅子は二つ置いてあった。
東京では、椅子も一つだ。
東京には一人になりたくて、コーヒーショップに束の間の息をつく時間を求めに来る人々がいるのかも知れない。
けれども、私にはこの光景は、都会の孤独を象徴しているように見えてならないのだ。
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:人には一人になりたいときがある。でもカフェの椅子まで一つにするかなあ?東京の一人は徹底している。
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東京都心に限った話かも知れないが、コーヒーショップで大勢でガヤガヤと言うのは昭和の時代まで。
今や、コーヒーショップやコンビニのイートインは一服しながらmobile officeの拠点として使ったり、資格試験勉強や読書をする場所でもあり、ひとり用のテーブルと椅子は必須だ。
もっとも、ひとり焼肉屋、ひとりしゃぶしゃぶ屋まで流行る時代。”個” を楽しむ都会人は増え続けるだろう。
コメントをありがとうございます。
私の全く知らない平成の30年間に、日本は(少なくとも都心の人々の習慣は)変わったんですね!