山に登る人も地球市民

目からウロコの理解と気づきが得られるビジネス英語のコーチングで
あなたに英会話の自信がつきます。
経験豊かなヨーロッパ・ジャパン ダイナミクスにようこそ!
私たちのサービスは、こちらをご覧ください。

*******************

【登山にも国境は無い】

私はスイスに20年以上住んだので、色々な山を見た。登頂した数は5本指に収まるぐらいのものだが、見上げた数は相当なものになっていると思う。

私の一番好きな山はアイガーだった。標高3970メートル。何度見上げても、魔の山と呼ばれるそのそそり立つ北壁に偉大な力を感じたものだった。

20世紀初頭から、北壁登山には世界中から多くの登山家がチャレンジしに来た。勇壮な、また悲しいエピソードは数多い。

それでもまだ、アイガー北壁を一直線に登った(というか岩にとりついてよじ登るのだが)登山家はいなかった。

直登ルートを開いたのは、加藤滝男さんを隊長とする日本の登山隊だった。そのルートは今でも、Japansche strasseと呼ばれ、絵はがきにもそのルートが赤線で示されている。アイガーの麓、グリンデルワルドの土産物屋に売っているので、機会があったら手にとってご覧あれ。

2019年は、その直登ルート登頂成功50年目の年とか!

加藤さんには、ジュネーブ日本人会の山の会で何度となくトレッキングにご一緒し、北壁直登にまつわるいろいろなお話しを伺ったものだった。

なつかしいなー!

一度、こんなことを伺ったことがある。

「登頂されたとき、最初に何を思いましたか?」

さあ、加藤さんは何と答えたか?

ヤマカンでどうぞ!

答えはアイガーの写真の下にあります。

>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

私が山歩きから学んだこと:

  • 黙々、コツコツと歩いていけば、行きたかったところに到着するさ
  • 天気が悪くなりそうなら、引き返す勇気を持て。また来ればいいさ
  • ジタバタしたって、あの山の偉大さには適わない。心のイガイガはここで洗い流そう
The Eiger

グリンデルワルド村より見上げるアイガー北壁

加藤さんのお答えはーーー

「これでもう登らなくていいと思った」
私はそれを聞いたとき、なんかこう、欲も得もない、真正直な実感だと思えた。皆さんはどうですか?

*************************

無料メールマガジン(メルマガ)を発行しています。ここではブログに書かないことをお届けします。日本人の気付きにくい文化ギャップをめぐる苦労話など、私の30年に及ぶヨーロッパ実体験からくる話ばかり。時には辛口のお話しもあります。他では聴けないものばかりです。
無料メールマガジンの登録はこちらからどうぞ

*************************

無料メールマガジンの登録はこちらからどうぞ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA