30年ぶりに戻ったら (53) — あっと驚く”I don’t know”の使い方

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【じ、自分の言ったことでしょ!?】

あっと驚く”I don’t know”の使い方

先日、日本人は笑いをコミュニケーションの代わりに使うと書いた。あったあった、今日のミーティングでも。

先日何かの話の弾みで、私が「ボランティア活動(無償の社会奉仕)をやり過ぎたらフリーランスはお金を稼げません」と言ったとき、「あはは」と笑いで相槌を打った人がいた。きっと彼はサラリーマンだったのだろう。だからなぜフリーランスは無償の仕事をやり過ぎてはいけないのか、全く想像もつなかったんだろうと思う。笑われた方としては、”どうせ私の死活問題に興味が無いんでしょ”と内心少々ひがんだが。

誰にも答えに困る問いはある。相づちの打ちようがないことは外国の人にもある。

そういうとき、外国語ではどう反応するか?

私の経験では、ここで”I don’t know”が登場する。フランス語でも同様。

「さあ、、」とか、曖昧な笑いという便利なもののない、白黒ハッキリ付けなければならない文化圏では「知らんよ」と言うのだ。言っておくが、この言葉に他意はない。自分か知らないから「知らない」と言うだけなのだ。

これに気付くのに余り時間はかからなかった。

私「Janeは遅いわね。寝坊したのかしら?」
友人「I don’t know」
という具合。

でもこれには驚いた!
私「あなた、今言ったことはどういう意味?」
友人「I don’t know」

じ、自分の言ったことでしょ!?😨

I don’t knowとサラリと言って平然としていられる人たちを羨ましいと思う。ここまで自分中心に生きられるのだ!

こういう文化圏では、自分の言葉に責任を取ってハラキリなどするわけがないと思う。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:何かを尋ねられたらなにがなんでも白か黒か即答しなかればならない、という思い込みが私にはまだあった。しかし、ヨーロッパ生活でそういうときは「I don’t know」を使えばいいことを覚えてから,気持ちが少し軽くなった。
日本語でもいいから、今日は「I don’t know」を使ってみよう!

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