30年ぶりに戻ると (98) — 日曜日にお店が開く?!
【週に一度、街が動きを止める日があってもいいではありませんか?】
今まで30年間、日曜日に買いものをしようなど度考えたことは無かった。パリもジュネーブも、「日曜日に店を開けるなんて考えられない!」と誰もが思うような街だった。基本的には。
土曜日には店は開いたが、平日よりも早く閉まった。パリなら19時、ジュネーブは17時。早いところは16時。旅先のウィーンでは14時に店が閉まった😲。それを見て、ジュネーブの方がまだましだと思った。
当時私はフルタイムの勤め人だったから、土曜日は仕事をしている平日よりも忙しかった。生活に関する用事は全てこの日に済まさなければならなかったうえ、閉店時間が早かったからだ。
こういう開店時間は、女性が外で働かず家にいて家事だけをするものと考えて作られた社会制度ではないか!私は内心毒づいたものだった。
日本はどうだ?
日曜日にさえ、店は開く。
民間の商店だけではない。公立の施設でさえも、その中の売店やカフェは日曜日も平然と開く。この前トーストマスターズクラブの全国大会に行ったとき、会場はある区立の公共施設だったが、そこのカフェが日曜日も9時から平常通り開いているので驚いた。
週末に買いもののできない街を私は恨んでいたのに、今はどうだ?「年中無休」という看板を店先に見ると、なんだか疲れてくる。いつも忙しくクルクル回り続けなくても良いのに。日曜ぐらいお店が閉まっても良いのに、と感じる。
週に一度、街が動きを止める日があってもいいではありませんか?
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。
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学びのポイント: 日曜日に焦点の閉まる街は不便はあるが、静かな休日を過ごせるという良さもある。物事には何でも二面ある。
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そうなんですか?
まったく経験のない私には、「なるほどね!」の一言です。
古い言い廻しですが?さすが「西欧は先進国と」思います。
日曜日にも買いものができて、日本は便利だと思います。特に平日仕事のある人には。でも、社会が一斉にその日は休み、という習慣を身につければそれはそれで良いとも思いますが。