30年ぶりに戻ったら (186) — 最後の1秒まで

最後の1秒まであなたがあなたのために使いなさい】

わたしのパリ生活の始まりは、突き当たりだらけの泥道だった
少なくとも、当時のわたしはそう思っていた。
やっとじぶんの書いたペーパーを発表する機会が訪れたとき、
わたしは何度も事前に練習した。
けれどもその短い数分間でさえ、
使い切ることができなかった。
それほど稚拙な発表力しか無かったのだ、わたしには。
その時、
わたしはフランス人の同僚から教えられた;
『この時間はあなたのものだよ、最後の1秒まであなたがあなたのために使いなさい』
こういうふうにフランス人の子どもは育てられるんだ!とわたしは思った。
親にそう言われて育ってきたから、
フランス人の同僚たちには迷いが無いのだ。
そして時に、自分の言いたい放題を言うのだ。
わたしは、そういう人々に呆れ、
そして、しまいには羨ましかった。
長いものに巻かれ、忖度をいつの間にか身につけていたわたしの目に
彼女/彼らは眩しく写った。
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント: あなたが「そんなの無理」と思っていることは何だろう?1つ取り上げて、本当にそうなのか、その無理は、貴方の幸せに役立っているだろうか?問い直してみよう。

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