30年ぶりに戻ったら (33) — 「グローバル」の意味について
外国のビジネスパートナーとスイスイ仕事が進むようになる、目からウロコの理解と気づきが得られる異文化理解コーチング、外国企業との交渉を支援するパートナー、
経験豊かなヨーロッパ・ジャパン ダイナミクスにようこそ!
私たちのサービスは、こちらをご覧ください。
*******************
【グローバルとは人手不足解消手段?】
今週はあるビジネスショウに行った。
その看板を見てビックリ!(写真↓)😲
日本て、「グローバル」が「人手不足」と結びついているのか。
少子高齢化により労働力人口が減る。すると日本人の働き手が減るので外国人を日本に入れて働いて貰う、というロジックらしい。
ヨーロッパにも「グローバル」という言葉はあった。しかし人手不足と結びついてはいなかった。経済力の強い国が、弱い国の利益を奪う、というような、どちらかというと批判的な口調で語られることが多かったように思う。これは私の見聞きした範囲のことなので、意見の違う方がおられるかもしれない。
よくよく考えるとスイスにも人手不足を補うために外国人が労働力としてドッと入ってきた時代はあった。第二次大戦後、戦争で工場の焼けたフランス、イタリアなどから産業の動いているスイスに働き手がやって来た時期だ。ただしそれはヨーロッパ内の動きなので「グローバル」とは呼ばれなかった。
日本では近隣のアジアから人が来ても「グローバル」と呼ばれるのか。
「グローバル」の意味は時とところが変わるとこうも違うのかと、強く印象づけられた看板だった。
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
学びのポイント:日本で人口に膾炙する「グローバル」。何を意味するか、その言葉の意味するモノを考えよう。
*************************
無料メールマガジン(メルマガ)を発行しています。ここではブログに書かないことをお届けします。日本人の気付きにくい文化ギャップをめぐる苦労話など、私の30年に及ぶヨーロッパ実体験からくる話ばかり。時には辛口のお話しもあります。他では聴けないと自信を持って言えます。無料メールマガジンの登録はこちらからどうぞ。
*************************
- おなじテーマの人気記事はこちらです→
- 欧州生活30年の経験をもとに、講演、セミナー、執筆、取材を致します。テーマは国際ビジネスにひそむ見えない文化ギャップ、ダイバーシティとイノベーション、など。できるだけご要望に応じます。
- 国内でもグローバル化の進む日本。グローバル人材育成プログラムの詳細はこちらをごらんください。
- 外国の取引先と交渉がうまく進まない、私たちがご支援します。
- 無料メールマガジンの登録はこちらからどうぞ