30年ぶりに戻たら (131) — 変わらぬもの、猫

【今自分が幸福で快適ならそれで良いのさ】

猫って本当におかしな事をする。

ある秋晴れの朝、大学への道を急いでいると、不動産屋に珍しい物件のチラシが張り出してある(写真)。

不動産広告の振りをする猫

猫付きマンションか?と思ったら、窓ガラスの内側で惰眠をむさぼる飼い猫だった。

ヨーロッパでは20年近く猫を飼った。一時は2匹飼ったこともある。

これがまあ、家の中で一番快適なスポットを良く知っている。夏はテラスに置いたベンチの下、日陰を占領して昼寝する。

冬は、床暖房の良く効く本棚の脇がお目当てだ。

今自分が幸福で快適ならそれで良いのさ、と言わんばかりに見える。じゃ、わたしはその猫共のえさ代を稼ぐために夜中までシコシコ仕事しているのか?ーーと一瞬世の中を倒錯して考える。🙃

これはどちらが良い悪いという話ではありません。猫の世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:先憂後楽もいいが、「今」という時間があってこその未来だ。今日は、を楽しむ日に。

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