30年ぶりに戻ったら (173) — 元旦の朝が好き

【お正月は体に染み込んでいる】

今日も快晴!

年が明けて最初の朝、正月元旦。

あたまがぼおっとしていて、
日常の習慣がふいっと途切れて
昨日までコマコマと動いていた自分が
一夜明けて
違う時間の中で生きているような、
そんなこの時間が好きだ。

ヨーロッパにはお正月を祝う習慣は無い。
クリスマスが、丁度日本のお正月のような感じ。
家族が集い、
再会を喜び、
健康を感謝し、
家で和やかに過ごす。

年が変わると、
1月1日だけはフランスでもスイスでも祝日だったものの
2日から通常営業日。

ジュネーブに住んだとき、
一度だけ、一人で年を越したことがある。
友人もいなく、
天気は典型的ジュネーブで、
つまり雲が低くどよんと垂れ込めて、
一日中暗くて、
そんな年末年始の日々に
家に一人でいたくなかった。

2日からオフィスに行った。
ころが体が動かない!
せっせと働く気持ちになれないのだ。
一枚コピーをとるのさえ億劫だった。

その頃はもうヨーロッパに住んで10年近く経っていたが、
じぶんの気持ちは、
日本のお正月のままだった!

その時からだ、
お正月には日本に帰ることにしたのは。

お正月の三が日、
この素敵な日々を
あなたはどう過ごしますか?

これはどちらが良い悪いという話ではありません。
世界はこんなもんだということで。

今年も
希望に溢れた
素晴らしい一年を
お祈り致します。

わたしも、この気まぐれな連載を、今年も書いていこうと思います。良かったら、またお目を走らせて下さいますよう。

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学びのポイント:年中行事は思いのほか体内深くに染み込んでいるものがある。あなただったら、それは何だろう?今日は一つ見つけてみよう。

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