30年ぶりに戻ったら (171) — あなたはどのソフィー?
【ありがとう、でもどの、、、?】
クリスマスイブの朝(12/24)、ヨーロッパや北米の友人たちにグリーティングメッセージを送った。
送信はクリスマスにズレ込んだけど、
件名でクリスマスメッセージと名乗らず、
Season’s greetingsと言って、遅刻をかわしている。😚
夕方になると、友人たちから返信が届き始める。
ヨーロッパは日本よりも8時間遅れているので、返信が届くのはそういう時間となる。
嬉しいなあ、
メッセージを送って良かったなあ、
皆、自分が今どうしているか、一言でも語ってくれている。
こういうとき、
彼・彼女らとの心の距離がぐーっと縮まる。
ところがちょっと困ったことが起きる。
そのメッセージをくれたのは誰か、すぐには分からない人たちが、時々だけどいるのだ。
大抵の友人たちは、
ファーストネームだけでメールを締めくくる。
名字は書かない。
ま、それでいいんだけど、友達なんだから。
けれども、こういうとき、困るのだ:
「親愛なるよしこへ、ソフィーより」、、ありがとう!、で、あなたはどのソフィー?
わたしにはソフィーという友人が4人いる。
えー、このブリジットは3人いるうちのどのブリジット?
「Mariaより」
Mariaといったって、、、、!10人はいる。欧米では、Mariaは日本の「よしこ」ぐらい、沢山ある名前なのだ。
こういうとき、欧米のファーストネームのバリエーションは日本ほど多くはない、とわたしは思う。その上名前の表記はアルファベットだけだ。
その点、日本の漢字表記は便利だ。
例えば、「みちこさん」。
わたしには道子さん、三千子さん、美智子さんという友人がいるが、漢字でどの「みちこさん」か見分けがつく。
世の「みちこさん」「よしこさん」たち、漢字のお名前を大事にしましょうね。それはあなたのアイデンティティの一部なのだから。
これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。
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学びのポイント:カタカナ表記の和製英語の氾濫する日々、日本の友人たちの名前を漢字でどう書くかはしかと覚えておこう。
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