あなた、闘うのよ
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【自分を助けるために、この国では「私は正しい」と主張して闘わなければいけない】
ようこさんの口から出てきた言葉は意外でした!
皆さん、ダイヤル式の電話機を覚えていらっしゃいますか?スマホの姿など誰も想像できなかった、かといってそう遠い昔でもない時代。私がカナダのトロントで勉強を始めて間もない頃、晩秋の寒い夜でした。
電気が切れて真っ暗闇、暖房も止まった部屋の中で、黒電話機のダイヤルを廻しました。ようこさんに助けを求めるためです。7桁の電話番号でしたが、ダイヤルに表示された数字が読めません。右端の1から始まって、一つ一つの数字に相当するダイヤルの穴を指でまさぐって数を数え、なんとか電話をかけたことを今も良く覚えています。
事情を聴いたようこさんの真っ先に言った言葉が「闘いなさい」。
私ときたら、「それは困ったでしょう。私の家にすぐいらっしゃい」と言ってくれるとばかり思っていましたから、もうビックリ!
原因は下宿を始めたばかりの家の大家さんの機嫌を私が損ねたことでした。彼女にも私にも言い分はあるんですが。その夜、電気のブレイカーが作動したとき、大家さんは二度と私のために電気を通じてくれなかったのです。
ようこさんに言われたとおり、私は警察に電話をかけました。今度は3桁の番号を再び指で探って。7桁よりも3桁の方が楽でした。
間もなくポリスが2人来て、大家さんは私のアパートの電気のスイッチを入れました。
その時に学びました。この国では自分は被害者よ、よよよ、、と泣いていてはいけない。自分を助けるために、「私は正しい」と主張して闘わなければいけないんだと。
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