30年ぶりに戻ったら (70) — 暖かいから雪が降る

【”寒い”よりもっと”寒い”を何と言うか知っていますか?】

これも日本の寒さの話🤔

朝のニュースで名古屋で雪が降ったと聴いたある母子の会話である:

母「名古屋は寒いんやね」
私「あったかいから雪が降るねん。晴れた日は寒いよ。」
母「雪が降ると寒いのよ。私は雪の深い北陸で育ったから知ってるんよ」
私「私は気温が零下20度になるトロントで二回冬を越したんよ。晴れた日は放射冷却で地上の暖かい空気が全部空に上るから、地上は凍てつくねん。空気中の水分が凍るから雪は降らないし。雪の降る日は雲が低くて地上の空気にフタをするから、気温は上がるんよ」

話は噛み合わないままで終わった。

私はカナダとスイスで、「寒い」を上回る寒さの表現を二つ知った。「凍てつく」と「痛い」である。零下16度以下になると本当に皮膚が痛いのだ。😲

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

2016_HEL郊外

川の凍るヘルシンキ郊外、3月。晴れた日の方が気温が低い。

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学びのポイント: あなたの「寒い」は、誰かにとっての「暖い」かも知れない。今日はそんな人を捜して、思い込みをまた一つ外す快感を楽しもう。

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