30年ぶりに戻ったら(126) — おおまさり、または茹でて食べる落花生

【収穫期の今だけ】

皆さん、茹でて食べる落花生のこと、知ってましたか?

私は今日初めて新鮮な落花生を茹でて食べた(写真)。

ゆで汁を吸って柔らかくなった殻を外すと中に白っぽい実が二つ。それが美味しい!柔らかくてよく噛むと甘みが出る。

長いこと千葉県に住んでいたが、茹でて食べる落花生なんて聞いたこともなかった。

なんでも、収穫期の今だけしか、こんな食べ方はできないそうだ。

これは”おおまさり”という、大きな実のなる品種だそう。調べてみると、千葉県農林総合研究センターが開発し2005年に新品種として登録したという。

わたしが30年間日本を留守にしている間にこんな落花生が誕生し、茹でるという食べ方が収穫期の楽しみになっていたのか。

しみじみと、自分が日本にいなかった年月の長さを思う。

新鮮な野菜や果物の、収穫期だけの楽しみ方は、ヨーロッパにもいろいろあった。

中でも好きだったのは、新しいイチゴにバルサミコ酢を振り、黒胡椒をガリガリ砕いてかけて食べるあれ。イチゴの酸味とバルサミコ酢のなんとも言えない甘みの取り合わせ、そこに胡椒のツンとした香りとざらっとした食感。新鮮なイチゴを使うのがコツだという。

春だけに出てくるニンニクの芽が好きだった。
5月頃店頭に並ぶ新キャベツが嬉しかった。1年のうちでみそ汁にできるほど葉の柔らかいキャベツが手に入るのは、この時だけだった。

人には皆、旬の新鮮な野菜や果物を楽しむとっておきの知恵があるんだな。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:収穫の喜び、取れたての作物の今だけのおいしさはどのひとをも笑顔にする!

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