65/70の日々 — 試験にも助け合いは続く
【とことん助け合う彼女たち!】
2分ぐらいの英語のスキット(寸劇)をグループで演じ、その動画をわたしに送ること、それがわたしの70人に課した学年末試験だった。
そのスキットで使う単語と文法は、日本の中一レベル以下だと思う。平易な言葉ばかり。でもリズム感があって、笑えるストーリーだ。
それでよろしい。言葉には感情がある、感情は動作に表れるということを、英語を通じて体感して欲しかった。
こういうことは言葉では伝わらない。実技も11月から繰り返したがどうもなーーー、という感じ。
仕方ない、教師の伝家の宝刀を抜いた。
台本を見てはいけない。台本を見た人は○点減点、
声の上げ下げをハッキリ付けたら○点プラス、、、、、
とか何とか。
全く役立たなかった。
送られて来た動画を観ると、学生がなぜか真正面を向いている。自分の動作の番でも真正面。
ははーーん、わかったぞ。台本を全て黒板に書き出し、どの学生もそれを見ながらセリフを言っているのだ。
セリフの暗記なんかしてないのだ!
とことん助け合う彼女たち。
勉強はひとりでするもの、
試験は競争だなんて、
わたしはいつ身につけてきたんだろう?
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