英語の話し方、ここを変えると大きく変わる (その20) — 文章はまず心に笑顔を

【まず心に笑顔を】

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文章にはそれを書く人がどんな気持ちで書いているか、ちゃんと出て来ます。嬉しい気持ち、感謝の気持ち、テキパキ用件を片付ける気持ち、、、いろいろありますね。

そうい、書き手の感情は、すべて読み手に伝わるのです。

特に書き手の気持ちは、個人宛のメールによく表れるようです。

英語でも同じことが言えます。

英語でも、日本語でも、誰かに宛ててメールを書くときは、まず心を笑顔にしましょう。それから、心を込めて文章を書きましょう。

英語で何かを書くときに、
つい事務的になっていませんか?
文法ばかり気にしていませんか?

例えば、あなたがこんなメールを、あるボランティア団体に書いたとします。

文章は英語です。

「あなたのボランティア団体は今月で設立20周年なんですね。おめでとうございます!皆さんの開催される20周年記念セミナーに、わたしも参加したいと思います。申し込み方法を教えて下さい」

ほどなく返事が来ます。

“Please write to Ms XYZ” ーーそれだけ。

そこにはMs XYZの連絡先は記されていませんでした。

受け取ったあなたは、どう感じるでしょうか?

英語も日本語も同じです。

短い返事でも、気持ちを込めて書きましょう。

英語の文法が正しくても、文章に心がなければ、受け手にメッセージは伝わりません。

難しいことを書く必要は、有りません。

ではこの例の場合、あなたならどんな返事を書きますか?

例えば、こういう書き方はどうでしょう?

“Thank you very much for your interests in our event!
For registration, please write to Ms XYZ of our organization. Her e-mail address is ——.
We look forward to welcoming you soon!”

返信で伝えたい事実は変わっていません。けれども気持ちを表す言葉を少し付け加えるだけで、返信メールの印象は大きく変わります。これなら受け手は、笑顔で受け取れますね。

そしてここで使う言葉は、易しいものばかりです。

誰かに宛てた文章を書くときは、まず心を笑顔にしましょう。文章を考えるのはそれからです。

ここに挙げた例はちいさなことですが、これだけであなたの英語は大きく変わります。
英語脳を育てて、英語で前向きに自分を語る自由を獲得しましょう!

夏から秋へ
  • 欧州生活30年の経験をもとに、講演、セミナー、執筆、取材を致します。テーマはヨーロッパの多文化共生、国際ビジネスにひそむ罠ー文化ギャップ、ダイバーシティとイノベーション、など。

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