英語の話し方、ここを変えると大きく変わる (その18) — あなたが真っ先
【「あなた」が真っ先】
例えばあなたがビジネスの現場で自己紹介するとします。
役職、あなたの名前、会社名
この三つをどういう順番に並べて、自己紹介しますか?
きょう、ある機会に10人の日本人が英語で自己紹介する場に立ち会いました。かなり英語を話すことには慣れた方たちでした。
ところが10人が10人とも、この順番だったのです!
会社名、役職、あなたの名前
英語に慣れた方たちでも、とっさの時には日本語脳が自動的に作動するのですね。
日本社会で日本語で自己紹介するならこれが大半の習慣です。けれども英語の自己認識は違います。
話し言葉ですから、時と場合により異なることはありますが、基本の順番はこちらです→
あなたの名前、役職、会社名
英語ではいつも「人」が先に立つ、つまり、「あなた」が真っ先に来ます。これが英語脳の語る、自分の姿です。
言い換えると、組織よりも、肩書きよりも、名前、つまりあなた自身が先に来ます。
あなた」がこの世で一番大切なのです!
ここに挙げた例はちいさなことですが、これだけであなたの英語は大きく変わります。
英語脳を育てて、英語で前向きに自分を語る自由を獲得しましょう!
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